竹田印刷株式会社

ニュース News

  • メディア掲載

2025年12月03日

12/3(水) 日本経済新聞への広告掲載について

当社は、国際障害者デーである12/3(水) に日本経済新聞へ広告を掲載いたしました。
本広告のビジュアルは11月某日、当社が連携するアール・ブリュット(障がいがある方のアート作品)作家様、ご家族様、福祉事業所支援員様など
総勢106名の方々にお集まりいただき、撮影を行ったものです。
当日は本ビジュアル撮影に加え、作家様、ご家族様、福祉事業所支援員様のポートレート撮影も実施し、和やかな雰囲気のもと皆様に楽しんでいただけました。


「障がい」 と一言で言いますが、その姿はひとつではありません。
歩けない人だって様々です。
立ち上がれなくて歩けない人。
立ち上がれるけれど歩けない人。
歩けるけれど転んでしまう人。
転ばずに歩けるけれど見えない人。
前を見て歩けるけれど、行き先がわからなくなる人。
いろんな人がいます。
声が出ない人。
声は出るのに言葉にならない人。
言葉が出るのに理解してもらえない人。
声も出て、言葉も話せるのに、すれ違う人。
声や言葉で伝えられなくて、指や目の、僅かな動きで想いを伝えている人。
階段。狭い扉。届かないボタン。読めない言葉。入れない場所。
見えない壁は、まだ、あちこちにあります。
「社会人ならこれくらいできて当たり前」「成長して当然」
そんな思い込みが、うまく生きられない人を、静かに遠ざけてしまうこともあります。
「インクルージョン」と一言で言いますが、その願いは多様です。
働きたい。家族がほしい。自立したい。それだけではありません。
誰かに会いたい。窓の外に見える場所まで行きたい。不安な夜を忘れたい。
辛いことを、辛いと言えるようになりたい。
顔を見たい。声を聞きたい。
それも叶わない生き方があります。
そして、それだけでもいいから、
叶えたいと願う人たちがいます。一緒に叶えようとする家族があり、そばで支える社会があります。
まずは、知ることからはじめてみようと思いませんか。
僅かな呼吸も、指先の動きも、すべてが、この社会の中で生まれる営みだということを。

僅かな呼吸も、指先の動きも、すべてが、この社会の中で生まれる営みなのだから。
私たちは、その営みの中にある“表現する力”を信じています。
竹田印刷株式会社は、2023年にフォントデザイナー伊山英吾さん、
翌年にアール・ブリュットアーティストあべくるみさんを迎え、
個性豊かなアーティストと共に歩んできました。
伊山さんの文字にはやさしさがあり、あべさんの色づかいは、見る人の心を動かします。
ふたりの感性が生み出すデザインは、企業の広告や印刷物に新しい風を吹き込み、
作品に温もりと鮮やかな息吹を添えます。
この写真に写るのは、アーティストとその家族、支援員、そして共に歩む仲間たち。
表現する人、支える人、共に働く人。
一人ひとりの想いが重なり、ひとつの光景を生み出しています。
竹田印刷は、アーティストの創作を社会へ届け、企業や行政と共に新たな表現を育んでいます。
誰もが自分らしく輝ける、インクルーシブな社会をめざします。


本日に至るまで、多くの企業様、自治体様などにご採用いただいたアート作品は本広告に映っている方々のご理解なしには実現できませんでした。
当日撮影にご参加いただいた方、都合が合わず参加することができなかった方、全ての方に敬意と感謝を込めて本広告を企画・制作いたしました。
当社の取り組みが多くの方々の目に留まり、障がいの有無を問わず誰もが活躍できる社会を創っていければと思っております。



企画制作 :安井和男 (竹田印刷株式会社)
モデル  :これまで当社のアール・ブリュット案件にご協力いただいた作家様、ご家族様、
      福祉事業所施設支援員様、竹田印刷社員、総勢106名
カメラマン:竹内秀実 松原伸一郎 (株式会社スタジオプルミエ)
撮影地  :スタジオエースワン
媒体   :日本経済新聞 全15段広告
掲載日  :2025年12月3日 (国際障害者デー)
広告主  :竹田印刷株式会社



本広告撮影にご協力いただいた皆様、当日はお集まりいただき、誠にありがとうございました。

お問い合わせ先