竹田印刷株式会社

トップメッセージ Sustainability

代表取締役社長 木全 幸治

竹田印刷は、取締役会における監督機能の強化と意思決定の迅速化により
コーポレート・ガバナンスの実効性を高め、中長期的な企業価値の向上を図ることを目的として、 2021年6月24日開催の第83回定時株主総会の決議により、
監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行いたしました。

はじめに、新型コロナウイルス感染症に罹患された方々やそのご家族、不安のなかにおられる方々に対して、心からお見舞い申し上げると共に、お亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみを申し上げます。
新型コロナウイルスの感染拡大は竹田印刷グループの事業活動に大きな影響を及ぼしています。工場は生産調整を余儀なくされ、営業活動においても様々な制約を受ける事態となりました。
しかし、コロナ禍で、持続可能な社会を目指す機運は一層高まったと考えています。竹田印刷グループでは、事業の強みを活かして社会課題を解決し、持続可能な社会の構築と当社グループの持続的な成長の両立を目指してCSRに取り組んでいます。企業としての社会的責任を果たすことで、社会から信頼される企業となり、より豊かで持続可能な社会の構築に貢献していきます。

SDGsへとつながる課題に積極的に取り組み、社会的価値創造企業への変革を目指します。

持続可能な社会の実現に向けて

SDGs(持続可能な開発目標)は、2016年から2030年の15年間で達成が目指されている国際的な目標ですが、2030年まで残り10年を切り、企業には具体的な行動が問われています。
竹田印刷グループは、持続可能な社会の実現に向けて基盤となるコーポレート・ガバナンスの強化、コンプライアンスの徹底、内部統制システムの構築、顧客の価値を創造するワンストップソリューションの提供、環境配慮活動の推進などのSDGsへとつながる課題に積極的に取り組み、これまで以上に社会から信頼され、顧客から期待される企業へと成長をめざしてまいります。
また、新型コロナウイルス感染症拡大を踏まえ、 BCP(事業継続計画)の強化を図るとともに、当社独自のニューノーマル(新常態)の創出に取り組み、コロナ禍の収束後も、過去の姿に戻すのではなく、より良い環境・社会の形成に向けて貢献してまいります。

働き方改革の推進

竹田印刷グループは中長期的な経営戦略として、「顧客にとっての価値の最大化」「その価値の低コストでの実現」そしてその両方の前提となる「社員が健康で高いモチベーションを持って、困難な課題にも取り組む状況を作り出すこと」の3点を掲げ、これらにフォーカスして経営を行っています。
その中でも、人材育成は、社員が健康で高いモチベーションを持って、困難な課題にも取り組む状況を作り出すために必要な、大変重要な課題です。
全社員総活躍のための取り組みとして、女性活躍のための制度の充実と社員の意識改革、実労働時間の短縮、スマートワーク(生産性を高め場所や時間に縛られない柔軟な働き方)、ワーク・ライフ・インテグレーション(仕事とプライベートの両立と質的向上の確立)などの働き方改革を推進しています。

働き方改革の事業活動を支える経営基盤の強化推進

今後は、当社がめざすビジネスモデルである「ワンストップソリューションの提供により、顧客の課題解決を実現するビジネスパートナー」の実現に向けて、コア事業における競争力の強化、新事業開発の強化、事業活動を支える経営基盤の強化という3つの改革を掲げ、事業構造改革を進めます。
なかでも、事業活動を支える経営基盤の強化については、財務基盤やコーポレート・ガバナンスの強化のほか、人事制度の充実や働き方改革の推進、SDGsへの取り組みなど、全事業の根幹となる企業力の育成をめざします。
当社グループには「Hard+Soft+Heart」という企業理念があります。この理念のもと、持続可能な社会の実現に向け様々な社会課題を解決し、将来世代への責任を果たしていかなければならないと認識しています。社会の一員として、環境・社会面において継続してこの取り組みを推進していきます。
今後とも、竹田印刷グループに対し、引き続きご指導とご支援をいただきますようよろしくお願い申し上げます。

2021年7月